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一期一会
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作詞 虹琴 |
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1.
下らないことがあってさ どう話したら面白いかなんて考えたりしてさ
自分のためになるかなど眼中にもなく 何の意味もない無駄な努力をしたりもしていた
初めて逢う日の第一印象を 良くしようとあれこれ頭を捻ったあの日
最後に別れる時の印象の方が 遥かに大切だと告げられた
貴方という人に もう会えないと分かったときには
貴方という人の声を 思い心撫で下ろすのです
貴方という人の声を 思い出すことも出来ない
そんな悲しい時には 人知れず決意するのです
明日もし会えたら その映像を 容量一杯まで焼き付けてしまおうと
それでも消すことが 躊躇われるような
生涯忘れ得ぬ一日になるだろう
何の変哲も無い日なのに...
2.
有り余る時間という幻覚を 抱いていればそれを意識することも無く
走り出す時計の針を見て 慌てふためき始めた時には もう遅い
数年前の自分と比べて 何が優っているのか
もしひとつも無ければ 後悔と落伍が待ち受ける
「君に会えて良かった」 そんな甘い台詞を
それ自身が生み出した 今の自分にも言ってくれるだろうか
とうに貴方が消した 幼(いとけ)き記憶を
今でも大切に抱えていると聞いて
貴方は見下すだろう...
あまりに現実離れした妄言だと思っていた事
自分の価値観と真反対の事が 次々と現実として立ちはだかる
本当にもう会えなくなるなどと 思い至ることも無かった Ah...
「貴方に会えて良かった」 この歳になって
今まで出会った全員に 言って回りたいのです
でも 心に秘めたから 生まれ変わる時に
この世界は感謝の出会いで 満たされるだろう
何の変哲も無い事でも
永遠など在るべくもないのだから
Lalala...
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