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恋雨(こさめ)交響詩 第三楽章 切雨
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作詞 kenyky |
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切雨(きりさめ) 〜ふたりを遠ざける切ない雨〜
今日もため息で始まる1日
着信の無い携帯を確認し
布団の中、ひとり寂しさに耐える
どうしてるのかな
何してるのかな
問い掛けを繰り返しても
あなたからの返事は来ない
鏡に写る顔
少し疲れて見えた
ふたりを遠ざける冷たい雨
静かに心に忍び寄る
あんなに一緒にいたはずなのに
この距離はいつの間に出来たの
雨にあなたが霞んで消えた
今日もため息で終わる1日
結局あなたと話す事もなく
シャワーを浴び、ひとり悲しみに耐える
どこにいるのかな
誰といるのかな
切なさが心に溢れだして
携帯を何度も確認する
枕にうめた顔
眼から涙があふれた
未来を遠ざける冷たい雨
静かに心を冷やしてく
あんなに近くにいたはずなのに
今あなたはあの娘(こ)の傍にいるの
雨に未来が流れて消えた
いつも一緒だった いつも笑いあってた
楽しかった日々は 今は過去の思い出
“彼女が出来た”
あなたに告げられた一言が
今もわたしを縛り付ける
“お前に一番に報告したかったんだ”
そんな事、笑顔で言われても嬉しくなんかない
浮かべた笑顔
心はひとり泣いていた
あなたを遠ざける冷たい雨
静かに心に降り続く
あなたの隣を夢見た想い
この胸に永遠にしまい続けるの
雨に世界が崩れて消えた
あの日のわたしに少しの勇気があれば
今ある時間、少しは変わったのかな
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