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夏恋樹(かれんじゅ)
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作詞 kenyky |
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今日は久しぶりの待ち合わせ
わたしははやる心を押さえながら
いつもの場所に向かう
真新しい花模様のワンピースに
あなたが贈ってくれたネックレスを着けて
お気に入りのミュールを履いて
わたしの足はまるで羽が生えたよう
待ち合わせ場所
あなたは既に
わたしを待ってくれていた
心に喜びが満ちていく
真夏の日射しが恋をあたためる
あなたがここにいる
わたしがここにいる
ただそれだけの事が幸せに思えるんだ
空に向かって伸びるあの樹のように
わたしの想いはまっすぐにあなたへと向かっています
昨日は久しぶりの大ゲンカ
理由は小さな小さな事なんだけど
大きなキズが残る
ひとり街をさ迷ううちに
あなたが大好きな喫茶店にたどり着く
椅子に座り紅茶を注文する
わたしの心はゆっくりと癒されていく
ドアの開く音
顔を向けると
花束を持ったあなたがいた
心をぬくもりが包んでく
真夏の日射しがふたりを近づける
あなたがそばにいる
心がそばにある
ただそれだけの事で強くなれるんだ
涼しい木陰をくれるあの樹のように
あなたの愛は穏やかにわたしを守ってくれています
はじめは小さな一本の芽
風に吹かれ、雨に打たれ
それでも大きく育っていく
夏の日射し、冬の吹雪
それでも強く育っていく
しっかりと根を張ったふたりの絆
永遠に枯れる事も、倒れる事も無い
『こんどの休みは、どこに行こっか?』
心に愛しさが溢れてく
真夏の日射しが世界を輝かせる
あなたとここにいる
永遠がここにある
ただそれだけで強い絆を感じるんだ
いつまでも変わらないあの樹のように
ふたりの約束は確かな未来へと続いています
明日は久しぶりの一緒の休み
あなたと一緒に手をつなぎ街を歩く
どこまでも、どこまでも……
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