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夜二十三時
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作詞 雑踏缶 |
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夜二十三時 群がる猫と千鳥足
そろそろと明日へ向かい出している
街灯が夜を彩って
最終電車 行くから町が閑散
きらきらと星が輝き放っている
日常が今を着飾って
誰もいない 誰もいない
たまに通り過ぎる車が
不気味なんだけで
こんな夜は こんな夜は
何故か走りたくなってしまう
不気味なんだけど
傍観者気取って 見渡す町の全貌
ひそひそと虫が話し出している
街灯にそれら集まって
底知れぬ空が
僕を飲み込みそうで
結局そんなことは
ありもしないで
僕はいない 僕はただ
空気みたいになりそうで
不格好なんだけど
こんな夜は こんな夜は
急に叫びたくなってしまう
不思議なんだけど
眠った町 僕はただ
空気みたいな存在か?
不安に駆られて
そんな夜は そんな夜は
発狂してしまいそうになる
不安定なんだよ
夜が街灯を着飾って
静寂が僕を彩って
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