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年下のきみ
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作詞 bewitch. |
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最初に君に興味を持ったのは丁度二年前だったね
部員紹介の時にやけにだるそうに自己紹介してたきみ
第一印象は"やる気なさそーな後輩"
同じ部活ってことしか共通点はなかった
年下の君と年上の私
部活のときにしか話さなかったのに
だんだん日を追う毎にお互いのクラスまで話しに行ったり
一緒に部活に行ったり 一緒に帰ったり
それが日常になったのはいつからだろう
わたし達がそれをしなくなってしまったのはいつからだろうか
ある日突然君は私を避けるようになったよね
最初は気のせいだったって思ってた
思ってたかった
しゃべらなくなるなかで私は声をかける事も
近寄る事も出来なくなっていた
ただただ女子と仲良くしゃべる君の姿を見ていた
なんでこんなにも君が気になるんだろう?
なんでこんなにも君の姿を追ってしまうんだろう?
今更気づいたこの気持ち-------
話したい 笑いたい 帰りたい 触れたい
私しか見ないで 他の女子に触らないで
こんな醜い感情を持ってしまう私が怖い
だから私はこの気持ちに蓋をした
私達が出会う前に戻るだけ ただそれだけなんだ....
"せんぱい!これ、あげる"
気持ちに蓋をして一年
君のクラスの前を通った私にいきなりぬいぐるみを渡してきたね
ああ、そっか 修学旅行だったんだ
嬉しい... けど
やめて せっかく君への気持ちに蓋をしたんだから...
さんざん私を避けていたのに なんでいきなりそういうことするの?
期待させないで... 苦しめないでよ
受け取らない私に 君は"早く?受け取ってよ"
"いらない"
口に出来た言葉はそれだけ
良かったんだ これでよかったんだ
それから私達は影で悪口を言い合うようになった
すれ違うたびに大声で相手の傷つくようなことを言ったり..
前のような関係に戻る事はなくなった
それから私は卒業、
君の顔を見ることはなくなった
けど今、入学した君と私はおなじ部活
"またあの頃に戻るのかな?"
お互いを傷つけあうのはもうしたくないよ
一年の教室の前を通ったとき ふと聞こえてきた会話
声を聞いただけで誰かすぐ分かる
"今日部活いかねぇの?"
"ん?あぁ、今日はいかねぇよ"
"まだ引きずってんのかよ"
"うっせーな"
"俺はまだ好きなんだよ 先輩がどう思ってるかしらねーけど"
きみはまた私を惑わす...
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