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秋隣
作詞 カポ
昨日君が泣いたとき
僕は不思議だった
何も感じなかったんだ
本当に何も 本当に何も

夏が終わりに近づき
声を失くすセミが
道端に転がっていた時みたいに
時みたいに

そばにいるぶんには良いけれど
言いたいことがなくなってしまった
8月31日

僕らはもう 終わりだけど
何も終わってはいないよ
嘘だらけの日々が続くより
日差しに色変える葉のように

僕らはそう 困り顔の
お互いを笑顔にしたでしょう
うす雲のかかる茜空に
赤とんぼを追いかけて 手を放そう

子供のころ こんな日は
蚊取り線香のにおいをかぎながら
胸が苦しくなっていたはずなのに

僕らはもう 大人だけど
何も変わってはいないよ
仕方のないことがちょっと
仕方なくなった それだけです


僕らはもう 終わりだけど
何も終わってはいないよ
憂さ晴らしに吸う煙草の
煙が空に溶けるように

僕らはそう 同じ顔の
写真をいくつ撮ったでしょう
後ろを見ながらでもいいさ
少しだけ進んだら 手を放そう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 秋隣
公開日 2013/09/04
ジャンル その他
カテゴリ その他
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