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Yesterday
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| 作詞 安島雪子 |
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世界でいちばん好きな人を 世界で一番嫌いになる
それでも 世界でいちばん好きな人
駅前に新しくできたカフェ 日曜日の午後
彼が好きなエスプレッソ 頼んでみたんだけど
苦くて飲み込めない 昨日の言葉みたい
「大事なことは二人で決めようね」って
「悩みがあったら 何でも話そうね」って
遠い昔のことのよう 忘れたわけじゃないけど
昨日がはじめてじゃないはず
繋いだ手の中で あたしが爪を立てたこと
彼は 何も言わずに ただ前を向いていて
痕は残らない 手のひらにも 心の中にも
秋の風が心地良いと 感じていたのは昨日までだった
風が強くなった気がする 台風が近づいている
こんな胸騒ぎは無かった 昨日は突然やってきたから
冷めたエスプレッソは 無表情な私を映していて
これじゃまるでBeatles 哀しく流れるYesterday
世界を包み込むようなLove song 今日は流れない
そういえば洋楽が好きだった彼 苦手だった私
生まれて 生きて 出逢って 恋をして
別れに慣れることができると思う？
彼と積み上げてきたもの 折り重ねた思い出たちが
一秒も途切れることなく 私を締めつけるよ
泣き虫はもう卒業したと 決めていたのは昨日までだった
私がいない今日を 少しは寂しく思ってくれてるのかな
まだ終わっていない 今日が昨日になっても
もう悲しい昨日は二度と繰り返さないの
大事なことを自分だけで決めたっていうなら
私にも決める権利がある あきらめない気持ちがある
世界でいちばん好きな人を 世界で一番嫌いになる
それでも 世界でいちばん好きな人
冷めたエスプレッソを 一気に飲み干すように
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