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薄汚れた君へ
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作詞 ReAg |
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ゆっくりとその手を離す瞬間に
泣いていたのは誰のせいだったっけな
僕達がお互いを失くすような
空白の入り口をまだ覚えている
「何かを残す」なんて大それたことを
真顔で言ってのけた君は忘れられたかな
手を伸ばしたらいつか叶うのならば
あの日の傷の代わりに熱を下さい
君がいないからこそ僕はここにいる
そんな風に言える僕がいる
迷った日々は確かに糧になるけれど
それだけじゃ足りない日々にいる
明日に伝えるそんな昨日を
掲げ歩いた君のよう僕はいよう
偽飾で隠した本音だけは
誰一人理解などしていないだろうけど
「誰かのために」なんて有り触れたことを
歌には少し足りない歌詞に並べながらまた
日を繋いだらまたも忘れるならば
あの日の君が残した熱を下さい
誰もいない中僕はここに来た
そんな風に言えた頃のこと
迷った君が今では僕になっていて
それなのに届かぬ日々にいる
ゆっくりとその手を離す瞬間に
泣いていたのは誰のせいだったっけな
僕達がお互いを失くすような
空白の入り口をまだ覚えている
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