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赤旗
作詞 りんくす
君は勇気と共に歩いてゆく 影をすべて薙ぎ払いながら
僕は独りでこの道を歩く ちっぽけな覚悟を握りしめて

溜息と共に笑いながら


真っ赤に揺れる枝垂れ桜 暗黒にたなびく君の髪
残酷な程にゆっくりと ためらいながら微笑んでいる
夕暮れの木の下で見つけた いつかの銀色の髪飾り
ほのかに揺れる君の香り 握りしめた手が震えた


「悲しみの丘で逢いましょう」なんて 君が孤独になるだけなのに
いつも「大丈夫」と嘘だけついて 恐ろしげに刀を振るくせに
おぼろげな瞳はさっきまで 僕が居た場所を見つめていて
助けてほしいならば言えばいい 僕ならその腕を掴むのに


これが「憂い」と云う物なのだろうか?


風と共に揺らめく銀の涙 残像は枯れた声で叫ぶ
空に魅入られた白い頬に 伝う赤を拭い駆け出した

溜息と共に笑いながら


時雨の中でくすぶる心 手の中には何も無くて
雲を切り裂いて落ちた光 照らす物は蒼穹の薔薇
点々と残る黒い足跡 君が今此処に居た証拠
残り香の中の赤い香り この衝動はどうすればいい?


手を伸ばして掴み取れる物など すでに限られているだろう?
それでも諦めない者が 勝者になるのも当たり前だろう?
そう人生などつまらないもの 勝ち上がらなければ意味無きもの
だから僕らは僕らの罪を 擦り付け合いながら生きている


これを「憎しみ」と呼ばずして何とする?


風と共に揺らめく銀の涙 残像は枯れた声で叫ぶ
空に魅入られた白い頬に 伝う赤拭い駆け出した

溜息と共に笑いながら



幾つ、悲しみが通り過ぎたでしょうか? 掠れた声で君の名を叫んだ
ふりむいたのは、一瞬のまどろみ その時初めて狂いたくなった
あの日、見た影が追い付いている 嗚呼そろそろ疲れたよ
ぶら下げたままの気持ちが揺らぐ 悔しいな泣きたくなかったのに


どうか、あと少し待っておくれよ 未練があっては消えられんだろう?

足音が、ほら 速くなる 遠くから、声が聞こえる――



君は勇気と共に歩いてゆく 影をすべて薙ぎ払いながら
僕は独りでこの道を歩く ちっぽけな覚悟を握りしめて

春の花が咲き誇る時に 枝垂れ桜の下でまた逢おう
冬の鐘が鳴り響くまでは 君の隣に居たいから


溜息と共に微笑みながら

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 赤旗
公開日 2011/10/05
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 初投稿です!!
この歌詞のイメージは
・明治時代の頃の二人の若き将軍が精神的にぐるぐるしている
・・・ってとこです。
慣れてないので読みづらいです!!すいません!!
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