|
|
|
月の詩(うた)
|
作詞 スグリュー |
|
真っ黒な空を 月の光が覆うとき
彼は いつもにように 踊りだす
月の空の下 周りが静かになる頃
彼女は 偶然彼を 見つけた
華麗なステップ 美しい声で 彼は舞う
いつの間にか 駆け出していた 彼の元へ
『あなたは誰なの?』 最初で最後の質問
『私は月の使者さ』と 手を差し出した
もう言葉は要らなかった 二人の間には
それから 二人で舞った 月の詩を
まだまだ続くよ 二人だけの 秘密の場所
月も 彼らのことを 出迎える
薄暗い空を 太陽が 照らし始める
二人で 最後の舞を 始める
息の合う呼吸 高鳴る鼓動が 形となる
いつの間にか 月は空から 無くなっていた
『別れの時間だ』 彼からの最後の言葉
『またいつか会おうね』と 手を差し出した
もう二度と会えないかもと 思わないように
笑顔で その場を去った 夜明けと共に
またいつもの日々 詰まらない日々を 過ごしていく
いつの間にか 彼女は想う 彼のことを
『いつか会えるよね』 一人だけ残されたような
『いつかきっと会えるよ』と 彼は答える
今日はあの時と同じ 満月の夜だから
彼女は また駆け出した 彼の元へ
二人は また舞い始めた 月の詩を
|
|
|