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チョコレートドリンク
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作詞 条峙 |
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濃厚なカカオが喉を滑り落ちる
あの日の二人のように甘く苦い味
夜を抜け出して知らない世界へ泳ぎ出した
法律を破るような心地いい背徳感に襲われ
君は閉店間際のカフェでチョコレートドリンクを買った
口紅のついたストローが妖しく夜に映えていた
車に乗って山奥へと向かった 二人だけの世界へ
濃厚なカカオが喉を滑り落ちる
あの日の二人のように甘く苦い味
狭い部屋と軋むベッドに君は文句つけて
不自然かつ艶やかな体勢でただ腰を振った
鏡台の前に置いた半分のチョコレートドリンク見上げる
あんなに触れてみたかった唇の内側に入って
床に落ちたシーツさえ気づかず 二人だけの世界へ
濃厚なカカオが喉を滑り落ちる
あの日の二人のようにどこか切ない味
カフェでぼんやりと思い出す
うつろな目で見つめ合って
一夜限り愛し合って
名前も知らなかった君のこと
濃厚なカカオが喉を滑り落ちる
あの日の二人のように甘く苦い味
濃厚なカカオが僕の体に染みる
あの日の二人のようにどこか切ない味
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