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セピアズ
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作詞 条峙 |
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初めて会ったのは 物心つかぬ幼い頃
公園で缶蹴り 一緒の帰り道
どの情景だってハイライトで思い出せる
セピア色に塗り替えられて
つかず離れずの距離が心地良かった
それ以上踏み込むと壊れそうで
保ってきた一線が
千切れて離れてゆく
いつもの公園で 打ち明けられた秘密
同じ横顔のまま 変わってしまう君に
僕は何ができたのだろう
君のかじかんだ手を 繋いで温めたのはいつの日か
二人で過ごして 一緒に笑って
どの思い出だって嘘になるような感覚
セピア色に塗り替えられて
傍にいるだけで 満たされてた自分がいた
それ以上求めると壊れそうで
張ってきた予防線が
傷ついて破れてゆく
いつもの公園で 打ち明けられた秘密
繰り返す日々の中 変わる季節と君に
僕は何もできなかった
戻れない記憶の向こうに
恋人姿の僕と君がいた
僕の気持ちは置き去りで
君は新しい家庭を築いてく
いつもの公園で一人揺らすブランコ
幸せそうな写真 変わってしまう君に
僕は今も昔のまま
セピア色の僕のまま
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