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夏憶
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作詞 条峙 |
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四季と同じように一過性の熱を孕んだ恋だった
薄着越しに触れた肌は気持ちを伝えてる気がした
天気・金銭・バイト時間 制約の網目を抜けて
車を飛ばす環状線 蝉がうるさく泣いていたね
髪をかき上げる仕草に幼い恋心は痛んで
振り返ることさえ頭をよぎらず駆け抜けた海岸線
まばらな人影を置き去りにするように走っていく
たどり着く場所はわからないけど未来だったらいいな
そんな純真は勲章に変わる 今この胸の中で
不安・焦燥・空白期間 会える時間は減っていって
乖離していく現実を 手放しで眺めていた
急に泣き出した君に幼い良心は痛んで
交わりの少ない二人の道を根気強く修正しても
寂しさをプラスに変えるには程遠かったみたいで
いつの間にか来ていた倦怠期が迫る選択に
迷いと期待をミキサーにかけて 後ろ向きの決断をした
四季と同じように一過性の熱を孕んだ恋だった
薄着越しに触れた肌は気持ちを伝えてる気がした
見え透いた終わりを駆け足気味の言葉にして渡した
焦りすぎたピリオドがまだ 僕を優しく締めつける
記憶がつらすぎるのなら 名前を変えてしまおう
そうして僕はそっと その蓋を閉じた
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