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独りのクリスマス2
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作詞 条峙 |
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コートの襟を立てて歩くショーウィンドウ通り
いつも君の温もりがあった左手が寂しい
すれ違うカップル達は誰もかれも笑顔で
捨てられた僕の横を足早に通り過ぎていく
ポケットに手を突っ込んだままで
ガラス越し バッグの前の構図を繰り返していた
贅沢をさせてあげられない君に
この日ぐらいはと待ち望んでいた聖なる日の夢
※木枯らしが独り身を責めて 粉雪が記憶を叩くよ
靴下を編むはずだった 赤い糸は切れてしまった
行き交う人達の中で 君のカケラをかき集める
もう遠い存在の君へ 口ずさむよメリー・クリスマス
愛情なんて実はとても打たれ弱いもので
一度亀裂が入ると容易く壊れてしまう
危険を示すシグナルを見て見ぬフリしたままで
何も手を打たなかった僕が力不足なんだろう
その小さな手を繋いだままで
あてもなく この街の探険を繰り返していた
足が痛くなって座り込んだことも
今じゃいい思い出に変わってくる聖なる日の夜
きよしこの夜が悲しくて ジングルベルが切ないよ
市販の赤い靴下に 君の名前を書いて入れよう
行き交う笑顔の中で 僕は一人寂しい顔
もう遠い存在の君へ 口ずさむよメリー・クリスマス
白い結晶が鮮やかに光を反射してこの街を輝かせる
君のいない悲しみは消えないけど笑顔を作ってみよう
※repeat
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