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ヌケガラカラダ
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作詞 条峙 |
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誰のものでもない部屋で 我が物顔で煙草をふかす
約束の時間から少しして 君は寂しさを見せにきた
恥じらいのない前戯に 気勢を削がれ黙り込む
我に返れば虚しくなるだけ せめて煙草がもう一箱ありゃ
欲望のまま奪い合うことが 何よりの愛情表現になる
けれどそんなことを繰り返すうちに 何かを忘れていったんだ
いつかのオーガニズムに合わせ 跡を残していく愛撫も
冗談みたいに無感動で ワザとらしい声が癪にさわる
ただただ欲、欲、欲 されど虚無、虚無、虚無
膝上に揃えたミニスカも 胸元開けたアブない服も
内側を知ってしまえば陳腐で 無気力が芯に刺さる
マンネリ化した挿入の 残像が出鼻を挫く
思い返せば虚しくなるだけ せめて新しい刺激でもありゃ
欲望のまま奪い合うことが 何よりの愛情表現になる
けれどそんなことを繰り返すうちに 間違った場所に来てたんだ
俺が望んでいたのはこんな 夜を重ねる中にはない
それでも深みに嵌ってくのを 止められずに貪りあかす
ただただ悔、悔、悔 されど無為、無為、無為
無気力、無感動、無関心、典型的な病気です
それでもまた心にもない言葉吐いて腰を振ってる
欲望のまま奪い合うことが 何よりの愛情表現になる
けれどそんなことを繰り返すうちに 抜け殻みたいになったんだ
死んでいく幸せを横目に 絶望の淵を沿って歩く
何もない荒野の中で 俺は生きていくようなもんだ
ただただ欲、欲、欲 されど虚無、虚無、虚無
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