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片隅の忠義と初恋
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作詞 条峙 |
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「またここで逢おうね」
君が残した最後の言葉が
今日も僕を駆り立てます
手袋が必要な時期になって
約束の日から大分月日が流れました
それでもただ、待っているのです
※帰り道にはあの日と同じ 大樹が待っています
独りきりの家路を謳歌する度に 両手を合わせるのです
「また一緒に見ようね」と言った
当たり前だった横顔を待っているのです
憂いが交ざり始めたのは?
気づかない振りをする臆病者でも
僕はただ、好きだったんです
録画した日に遜色はなく 視界が変わるばかり
もうすぐこの駅も時代によって 壊されるらしいですが
「定期があればいいのに」と言った
ささやかに笑う横顔を取り返したいのです
三番線の駅へ向かう切符は随分影が薄れました
待合室にいつもいる僕を不審がる人も居なくなりました
君はもう忘れたのでしょうか?
夕暮れが優しく肩を撫でてくれます
それでも、足りないんです
※repeat
「またここで逢おうね」
君が残した最後の言葉が
現実になることを願って___
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