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レイトライフの傷口
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作詞 条峙 |
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余裕なバッグに罪悪感で隙間を埋めて
ふらりと旅をして帰ってきました
朝から何も変わらない無感情な無情が
行儀良くそこに座っていました
瞼を閉じれば琴線に纏わりつく心地よい温度
机と友達にさせられたあの日から
その残像に人格を委ねるようになった
僕がいたんです
※胸を張るための常識を手に入れるため
一年間を捨てることを決めました
無かったことになると知っているこの日々を
歯を食いしばって生きる度に
どうしようもなく哀れな僕がいたんです
退廃的享楽に付随する後進的なツケに
心を巣食われ染みるは塩の水
炙れ物に行く先は用意されてなくて
自分で作り上げる業が轍
窓を開ければ視界を突き抜ける果てしない闇
繋がっているという妄信を守って
はち切れそうな所在なさをあやし続ける
僕がいるんです
一緒に夢を追いかけた友達は僕の知らない町に
夢を手に入れに行ってしまいました
僕は一人で正月の余韻を待っています
眠ることを止めた傷口を覗けば
どうしようもなく孤独な僕がいたんです
※repeat
震えることが無くなった携帯を開けば幼い僕がいます
何も知らずに笑っていた___
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