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白い部屋で願う日々
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作詞 条峙 |
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流れる時間の重みが表面に浮かび
淡い色に染まった広葉樹の葉々
僕がこの場所に辿り着いてから
三度目の季節を迎えようとしています
鍵の開け方を知らない窓に頬寄せて
あの木々の下に立つ僕を描くのです
呼吸をしていることが不思議だと
気づいてから後悔が止まらないのです
今更気づいても遅いけど
どうかあの日々をもう一度
この部屋に新しい顔が入っては
勇気を出して話しかけました
愚痴や好みを話し合う頃には
もうさようならの時期なんです
僕は一人で繰り返される処置を
この身が勝つか負けるまで受けるのです
呼吸をしていることが不思議だと
気づいてから後悔が止まらないのです
目を閉じて蘇らす日々は
いつになっても色褪せず
木漏れ日佇む子供達に
古い自分を重ねては
胸が焼けそうになる
それでも繰り返す
呼吸をしていることが幸せだと
気づいてから涙が止まらないのです
病気に蝕まれた体を撫でる
どうかあの日々をもう一度
どうかあの輝きをもう一度
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