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キンディーの見た空
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作詞 のぶ |
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街道沿いの細い道を
車を避けて歩くように
流れた音のかけら
見かけなくなったタバコ屋
目を閉じて思ったその向こう
世界のめぐりあいに携わる
首筋に風が当たる そう
それでもまだ君を見つけられない
なかなか暮れない太陽は
明日の夢を探してて
たったひとりでカーブミラー照らして
すべてを赤く染めながら
46億の寂しさを癒してる
カラスが山に帰るころ
僕らははやる気持ちおさえながら
暗がりに落ち込んでいく
満たしたい思い抱えながら
暗がりに走り込んでいくのに
名前も叫べやしないのに
宿った炎 消せないままで
奏でる愛の中身は誰へも教えない
そんなグラデーションの空を見て
君は何かを見つけていたね
空に輝く星を見た
アークトゥルスが帯びたオレンジ
脇を追いかけた飛行機の赤と白
底に敷き詰められた人間たちが
大空を夢見はじめてから
まだ ずっと いつまでも
僕らは飛べずにいる
アレキサンドリアの井戸は今
遥か彼方の夢に埋もれて
アナクサゴラスと僕は静かに
耳を澄ませながら 漂って
世界の広さを思い知った
誰かを思う君の目の奥深く
海の底で考えるウマルハイヤーム
沈んだ青色が空に帰っていくころ
君を世界につれていく
僕らはひとつになる
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