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メトディウスの嘘
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作詞 のぶ |
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昼下がり 眠り薬を仕込んだ風
遠くに見えるマンションの
名前も知らない住人は
どんな顔をしてるのかな
誰と一緒に暮らしてて
どんな青春を通り抜けたのかな
僕らは出会って 別れていくのに
寂しくなるのは何でだろう
未来に向かっていくのに
夜明けを恨んだのはいつだっけ
意味もなく語り明かした夜
楽しけりゃよかった毎日
何も考えずに過ごした日々が今
洪水になって景色を変えて
僕は 僕らは目がくらんで
まっすぐ見れない 溶け出した虹
波打ち際に干上がった
将来のこと 三日月の影
すくいあげて歩いていけるの?
ゆるい時間の幸せが 恋しくて
アーカイブ いくら探しても見つからない
飛行機雲 空高く舞い上がったまま
うっすら消えていくのが
不思議で仕方なかった夏
隣には女の子がステータスらしい
太陽がまぶしかったからかな
僕の隣には誰もいなかったな
歌った 遊んだ 叫んだ だけど
心は満たされなかった 何でだろう
一番の輝きを探し続けて
気づかないまま 海は黙ってた
4階から見渡した街はいつも
静かにたたずんていた
西に見える森は何だろう
あの人の家はどのあたりだろう
次の授業は何だろう
あいつらいつも寝てるよなあ
アルバムに載らないような
くだらない日々が実は
一番大切で いとおしくて いつか
僕らが離ればなれになったら
思い出せるようにしまっておくんだ
前の道を車が1台走っていった
どこにいくんだろう
静かな朝の街を切り裂いて
僕らはまた息をし始める
暗闇を突き破って生まれた今日の
命をだらだら歌いつづけて
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