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水源
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作詞 はる。 |
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僕が見つけた子猫を
誰かが連れ去ったのを見て
まるで育てた子供が親離れしていくような
そんな気持ちになった
彼は餌を与える僕を見て
どんな風に思っていたのだろう
だけど そんなことは関係無くて
懐いたねと喜んだ僕の方が
まだ子供だった
心を変えたのは その姿だった
僕の枯れた心に そっと水をさした
それを僕らが『愛』だと謳うから
いつかその価値を見失った
探せば探す程 沈んでいくからと
何所かで 諦めてしまうのかな
そんなこと思いたくない
だから 僕は行くんだ 水源へ
危ない橋を掛けるより
僕は 探していたい
崖向こうへの道を
君ならどうする?
心が消えるのは 死ぬ時くらいで
僕はまだ生きる意味を持っている
それを誰かが『愛』だと謳うから
誰かに『生きて』と言うのだろう
きっと この心を受け入れてくれる君が
この身体を生かす意味を教えてくれた
だから生きてる 愛を落とさない様に
まだ 愛と呼ぶには早いのかもしれない
だけど恋じゃないと思うんだ
その違いに気付くきっかけが
この 水源の向こう側にある
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