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午後
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作詞 洙莉 |
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昼下がり
部屋に差し込む
暖かな光に
誘われて
窓を開ける
吹き抜ける
心地良い風に
そっと瞳閉じ
若葉の馨を
胸一杯吸い込んで
ふと 零れる笑み
傾きかけた
おひさまも
照れくさそうに
微笑返し
顔を赤らめた
頬杖付いて
眺める窓の外
昨日迄と そんなに
変わらない筈なのに
木々達も 少しずつ
衣替えしてて
装いはすっかり
春の色に 変わって
来てるのかな?
何時の間にか
転寝の私を余所に
延びた陽は
朱(アケ)に染まり
やがて地平線の彼方に
吸い込まれて行った
涼しくなった
夕闇に気付いて
眼(マナコ)を擦る
まだ眠そうに
欠伸しながら
伸ばす両手の先に
一面の星屑
なんにもしない午後
たまには
こんなのも 良いかな?
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