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行方
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作詞 tooan |
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今日も九時半の電車に乗って
明日も来る場所で
ぼくは働く、働く
最近ちょっぴり理想の自分を
見失っているような
そんな気がして、悲しくて
いつからか知ってた
ぼくの手は小さく
つかめるものは限られていると
暖かくて大きな
空みたいな手が欲しかった
駆け抜ける風を追い越して
君をこの手に抱き寄せて飛ぶ
そんなおとぎ話が
目の前にあった気がしてたあの頃
部長に大目玉を食らって
吐き出す白い息
季節の変わり目を
こんな場所で知る
夢は叶えるもんだって
昔いってたけど
ぼくは今どこにいる?夢の途中に
いられているのかな?
なんて責められなくて
執拗に突き刺さり続ける
いばらのようなこの気持ち
なんだかんだで未だ
諦めきれないんだろう?
全てを守りたいんだ
ヒーローじゃあるまいし
ぼくの手は二つだけだから
誰かを選ばなきゃならない
残酷な運命に負けそうになる
進みたい両足が凍り付く
ならばその両足を
翼に変えて
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