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瑕址
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作詞 みあい |
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僕がここに要る理由と
要らない理由を必死で探した
だけど
答えを知るのが怖くて探すのを止めた
僕が息をしている理由と
しなくてもいい理由を必死で探した
だけどやっぱり答えを知りたくなくて
知るのが怖くて
必死にそれから逃げた
いつも周りの声が聞こえないよう
耳隠しをする日々
雑音にしか聞こえない物
全てを
僕は拒み続けた
いつだって僕の手は
前に出て 後ろに帰ってくる
そんな事の繰り返しで
立ち止まることしか覚えなかった
僕が笑ってるときに誰かが
死んでゆく
僕が泣いているときに誰かが
笑ってる
そんな事しか 考えれなくて
生きてることが怖くなって
何が何だか
いつかこんな僕を
抜け出せる日が来るならば
僕は
今まで付けてきた傷跡が
消えないように
僕が今ここに生きていることが
消えることの無い様に
死んでいくって何なのかな
今僕がここに居る事は
「生きてる」って事なのかな
だけども必死で
死んでいくことを考えてる
こんな僕はどうなんだい
「出しゃばり」なんて言葉を知らなくて
いつでも人の影に隠れてばかりで
何かをするには
鏡のような存在
僕が転べば
誰かが進んでいって
僕が進めば
誰かが転んでいく
それって僕に「転べ」って意味なのかな
だって僕が転ばないと
皆が進めない
僕が進めば
皆が転んでしまう
人を犠牲にしてまで
僕は前に行こうとは思わない
いつかこんな僕が
いつかここから居なくなったら
ここにある形見を
誰にも奪われぬよう
僕が僕である理由と
僕でない理由を必死で探した
だけど怖くなって探すのを止めた
僕が今ここに居ていい理由と
居なくてもいい理由を必死で探した
僕が息をしている理由と
息をしなくても言い理由を必死で探した
僕が歩いてる理由と
止まる理由を必死で探した
僕の心臓が動いてる理由と
止まっても言い理由を必死で探した
だけど
どれもこれも答えを知るのが怖かった
だから僕は
これがこれにならないように
思っていることが「現実」にならないように
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