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着信音:1
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作詞 ひなた |
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「会いたい」なんて言えなくて、
「また会える?」なんて聞けなくて、
「ありがとう」の言葉にすきの気持ちこめるの
いまなにしてますか?
あれからずいぶん経ったけど、きっと、
相変わらず、フラフラしてるんだろうな
あの頃のあたしは、君が1番で、
夜中に電話がきても気づけるように、寝る前に
電話の着信音だけ「1」に設定するのが日課になってた
君専用の着信音が静かに響いて
ピカピカ光るディスプレイに君の名前
もう深夜なのに、喜ぶあたしはすぐに家を飛び出すの
「会いたい」なんて言えなくて、
「また会える?」なんて聞けなくて、
「ありがとう」の言葉にすきの気持ちこめるの
いつも勝手だったよね?
君の都合で呼び出して。きっと、
わかってたんだ、あたしが断らないこと
あの頃のあたしは、君が大好きで
友達に怒られても響くことなく、何度も君に会ったよね
あたしの誘いは無視でも、「すき」と言ってくれなくても、
嘘のつけない優しい君に抱き締められるのが大好きだったの
何度も悲しい思いもしたのに、悔しいけど、嫌いになれない
会えない日がくると早く気付けてたら、
もっと自分の気持ちを言えてたのかな
きっと伝えても、君は変わらないだろうけど
いまも直らない癖がもどかしい、
もう鳴らないのに、あたしの携帯の着信音は「1」になったまま
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