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黒い糸
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作詞 sou |
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触れた指先に熱が灯る
今日もまた近づいてく二人の距離
違う こんなことを求めてるんじゃないのに
止められない 止まらない
何のために二人は会うの?
暗闇の中で交わす口づけ
君が優しく丁寧に触れてくるから
もう何も考えられなくなる
上がってく息と体温
月だけが知ってる二人の時間
苦しさも辛さも甘さも哀しさも
全てが熱に溶かされてく
頬を伝う涙は何のために流れるのかな
でも君はそれすらも見てみぬフリ
少しだけ泣きそうな顔をして…
想いが言葉にできないよ
聞きたいことも
言ってやりたいことも
本当はいっぱいあるんだけど
伝えたらもう二度と君には近付けなくなってしまいそうで
どうして…どうして…
君じゃなきゃだめなの?
恋人でも友達でもないのに
いつまでも続くわけでもないのに
確かにお互いがお互いを必要とする
残るものも何もない
分かってるけどそれでも君を求める
「じゃあ、また」と言う君の言葉に
ほらまた期待してしまう
こんな形でもまた君に会えることに
決して表舞台では語られない
影という黒い糸が二人を結んで
ほつれてもさらにまた絡まって
もう自力ではほどけないよ
手繰りよさないで
引き寄せないで
言葉にできないから
糸を伝って君に届かないかな
本当はその勇気だってないけど
この黒い糸を断つには
これしか考えられなくて…
考えというのは刹那
月照らす夜、また二人は集う
黒い糸が二人を離させない限り
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