|
|
|
砂時計
|
作詞 sou |
|
君と初めて会ったのは
2月の朝から寒さの厳しい日
電車降りて改札抜けて
歩く度跳ねる私の心臓
少しだけ緊張してた
待ち合わせ場所に早く着いてしまって
下向いたり歩く人たち目で追った
期待半分不安半分
落ち着かない、でも高まってく気持ち
覚えてるかな?
その日君は私のこと
さん付けで呼んで
エスカレーターは必ず自分は後に乗って
雪降る中傘を持たないで来た私に
自分の傘差し出したんだよ
でも結局ふたり傘差さずに
体に雪積もらせて歩いた
なにやってんだろうって笑い合った
そんなに前のことじゃないのに
もう遥か昔のことのよう
だけど今でもあの始まりの日をはっきり覚えてる
付き合うことになった日は
突然のどしゃ降りの雨にあった日
やっぱり私は傘を持ってなくて
待ち合わせ場所まで小走り
薄着だったから濡れて寒くて
でも君の姿見つけたら
いっきに体温急上昇
身体中が心臓になったみたい
俺でいいの?と真剣に聞いてきた君に
よく分からないけど
これが運命なのかなって思って
ただただ笑って頷くしか出来なかった
君を幸せにできる存在になりたいって思ったよ
行きに小走りで来た道を
帰りは君の持ってるひとつの傘ふたりで
なんでいつも傘持ち歩かないのと笑う君のすぐ隣
もう私には傘なんていらないよ
これからこうしてふたりで歩いていける幸せ
いつか君にも同じ気持ちになって欲しい
ほら、思い返せばいつでも君の顔が浮かぶよ
少し私より高い目線から目を細めて笑う君
真面目な顔して馬鹿にしてくる君
すねてる君眠そうな君…
募り募って溢れる愛しさ
今度こそタカラモノみたいに
優しく大きく丁寧に君へ届けたい
ふたりだけの砂時計
下に溜まっていく砂粒は
ふたりの思い出の数
ずっと一緒にいよう
君が好きだよ
|
|
|