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月虹(moon bow
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作詞 月海 |
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いつも通りの朝 背中で昇る朝日をにらみ
「悲しいモンだ。」と言った 昨日とは違う気持ちがした
歌が聞こえたよ 小さいころ聞いていたような
こうべを垂れて笑ってみた 「何も覚えてはいないんだなぁ・・・」
誰かが僕に笑いながら歌うあの歌も 勇気をにじませて書き散らしたあの島の地図も
僕がついてきた嘘はどれも現実と向き合ってきたようで 何かが
音を立てて僕の中からこぼれおちるのにも気づかないような フリをした
そんな僕はもうここから消えるべきなのカイ?
君に会いにゆく 少しはしゃいだそばから
空が曇り始めた 「なんだか今日はウマくないなぁ・・・」
広い並木道で 黄緑色の傘の下で
はじけるように笑う 君の手を握った
薄汚れた黒い猫が歩いて奏でるそのリズムも うそつきな誰かを嫌って叩くその陰口も
「あなたが私に見せたその弱音の数々の どれもが
誰にも真似することのできない力強い生き方だから 疑わないで」
物語のような 君の言葉に 甘えていいのかな・・?
終電がやってきた
君とはもうお別れだね
泣きそうになってた僕を慰めてくれた
今日の月には
天使のような輪ができた
あの淡い輝きの下
君は今愛を知る唯一の天使になった
僕が切り刻んだ薄汚れたあの島の地図の 奏でた音の中で踊るおつかいの猫も
君の吐く息のおかげで僕は今を生きていけると伝えたくて あなたに
僕の命の歯車のウチエンジンの近くで大きく回るのが 君だから
「日が暮れて見える虹は頭を下げていては見えないものだ」と
君が紡いできた言葉を僕が歌にして世界に届けることで 明日が
風が吹いて雨が注いで日が昇って月が照らすこと 意味が分かったと
そう言える日が来るために
僕には君が必要だから
君のおかげで僕は笑えたから
君という人と出会えたおかげで
僕はシアワセを知ることができたから・・
「受」けてばかりの「愛」を君に届けていくから・・・
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