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キズアト
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作詞 雪瑯 |
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手首に赤い線を赤いペンを使って引いた
痛みが知りたいと言っていたけれど
包丁を当てる勇気が無くて
いくつも線を引いた
さまざまな赤
この痕が何になるの
途切れ途切れの仮初めの苦痛
知っているよ
何にもならないんだ 一日経てば消える
再びペンを握って 同じようになぞっていくだけ
うざったい
ただ惰性で続けている もっと痛みを下さい
次はサインペンにして目立つよう濃く傷付ける
浅く傷付ける 甘く傷付ける
痛くないように傷付けて
心配待ちの遠回り
眼を背けられていること知らず
貧弱な白と赤さらすんだ
こびりつき消えないのは手首の傷じゃない
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