|
|
|
理論武装
|
作詞 せせせ |
|
頭の悪い思想家と孤独な政治家は
お互いに金を払いあう お互いの意識を共有する
傘を差す君と僕 排水溝 キーホルダーを探す
君のために見つけたらお茶でも奢ろう
男の子は友達の家に行く途中で
車にぶつかった 病院で命を取り留めた
母親は水桶の中 生きているのに死んでいた
君のために君のためを思った歌歌い帰ろう
理論武装 赤い車 青い車 緑の車
歩道橋の上は騒がしい 亡霊達の溜まり場
可哀想な頭の大人たちは今日も飲んで笑う
僕は君をここから突き落とすぐらいしか出来ないのさ
キッチンの中静けさ 当たり前になった家庭
うるさい父親怒鳴られる姉を貶す幼い弟
当たり前になった自殺の練習はもうやり飽きた
口笛でも吹いて家を出ようと向かった先は駅のパン屋
女の子は駅のホーム 黒い男に引き摺られた
「黄色い線から〜」の放送聞いて黄色い線から一歩出た
電車は女の子を吹き飛ばす ニュースで報道される
父親は涙を流す ネットで散々叩かれる
理論武装 大人しい幼い君を連れて山奥でも行こうぜ
味気ない汚い世界に居るのもきっと飽きただろ
まだ小さい子供のバッタを散々使い古して埋めてやろう
マグロが食べたいな 君がそんなことを言うなんて!
理論武装 金漬けになって安定剤漬けになった君を
見たくないよ 君と僕は美しい景色見ながら死に行こう
理論武装 腕の縮れや空のどんよりとした色を
見て見ぬふりをしながら僕らは崖にでも突っ込んで行こうぜ
|
|
|