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呼吸
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作詞 kazuha. |
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交差点の真ん中で
酸素を奪われた
私に呼吸は出来ない
毒と共に吐き出された
呪いの唄は
私を 私を 溶かしていく
世界の中心で
声にならない叫びを
無駄なのは知りながら
それでも休めないの
決して私は逃げられない
宇宙からの交信を
断ち切るように
耳を潰して
声を枯らして
目を塞いで
歪な理由で
私を縛り付けて
いつまでも
どこまでも
何度でも
私に呼吸が戻るまで
目隠しの黒い布で
視界を奪われた
私に青空(そら)は見えない
幾重に重なる波紋は
孤独(ひとり)になった
私を 私を 包んでいく
この部屋のどこかに在る
リセットボタンを押して
『もう一度、やり直し。
・・・失敗。』の繰り返し
決して上手くいく筈がない
心と体が
はぐれるその響きに
呼応(こた)えるように
逃れるように
叫び続けて
私を傷つけた
私を見付けて
追いかけて
捕まえて
名を呼んで
道理で
この世界は息苦しいわけで
私が
生きるのには狭すぎるみたいで
無限ループに落ちた
私の小さな身体は
ただ その死期(とき)を待つ
消えることのない
痕跡を晒して
見せ付けて
誰でもない
私自身に
確かに意識は
ここに在るのに
私の身体はどこへ行ったの?
宇宙からの交信を
断ち切るように
耳を潰して
声を枯らして
目を塞いで
歪な理由で
私を縛り付けて
いつまでも
どこまでも
何度でも
私に
呼吸が戻るまで
私が
私を
取り戻すまで
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