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木漏れ日
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作詞 神埼沙羅 |
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ふと目を向けてみれば枝に切り取られた蒼
僕はまだ覚えている あの時の言葉も声も
樹に向かって呟いてみる
君に言えなかった想いの数を
いつも一緒に座ったベンチ
思い出すのは君の横顔
頭の上に広がる葉っぱに
流れる涙を隠した
ふと目を上げてみれば枝をすり抜けた光
僕はまだ覚えている あの頃の気持ちを痛みを
樹に向かって囁いてみる
君に伝えてない「愛してる」
いつも隣にいた君が
「私がいなくても平気でしょ」って
無理に笑いながらすり抜けた
あの日でさえもただ愛しくて
時々二人で枝分かれして
でも最後は一つの幹にまとまって
まだ鮮やかな君との思い出を
もう一度だけ掴みたいんだ
遠ざかる君の手首を
逃がさないように強く握る
「離れたくない」と伝えれば
君は頷いてくれるでしょうか
木漏れ日が僕らを照らしてくれることを願って
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