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蜃気楼
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作詞 YOKO |
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気絶していたことすら 知らないままに
生きることしか なかったことは
誰に知らせる 術もないまま
初めて 人は 「生かされている」と 知ったのは
「勘違い」して 過ごす私が 見えた時だった
「何が本当なのか?」と 探しているうちに
私が 振りまいていたものは 何ですか?
私が 望むことよりも 強い世界はないことを
信じるために あなたが生まれ
そして 私と 巡り会った
うれしさと同時に 解ったことは
すでに 「さよなら」の為の スペースを
照らし映された 定めがあること
「喜び」は そのシャッターを切った瞬間から
ファインダーの反対側で ひとつ ひとつと
着ぐるみを 剥いで そして・・・
底知れぬ海へ向かい 一歩 一歩と 足を差し出す 鏡・・・
それは「悲しみ」と 呼ぶのですか・・・?
もしも この涙が 永遠で
降り止まぬ 雨のように この広い海と繋がるのなら
どうか 違う呼び名を 教えて下さい
いずれ知る定め
抜け落ちた 意識の泉は
私しか ゆけぬ場所として 封印した
この記憶と共に あなたを愛すと再び
誓い決めることが 出来たのは
あなたにも そんな寂しげな 行き場のない
涙の滴があることを 知ったから・・・
あなたしか知らない その印を
限りある時のうちに 私を通して 知ってほしい
そのかすかな記憶を基に
また あなたと巡り逢えるように・・・
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