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残温
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作詞 観音崎 |
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静かな 言葉が 力を もたない 僕は ひどく 鈍感だから
強い 手や 甘い 目が
欲しくて 欲しくて 仕方が無くなる 会えない 人なら なおのこと。
少しの 記憶で かたどった 輪郭だけを そわせて
ねむる。
あなたは こんな 生ぬるい 夜に
何を見て 誰と 居ようとするんだろう。
想われてるとは おもわないだろう。
もしくは誰かを
想うんだろうか。こんな風に シーツだとか 残像を だきしめて。
むなしくなれれば いいのだけれど
あさましいもんだよ。
無理にでも つながることは
できるけど まだ 逃げたくて 逃げたくて。
ねむる。
あなたは やさしい人だから 僕を
また 突き放す。 分かっているけれど
もしかして なんて 思ってるんだよ。
もしくは だなんて
思って、しまう。 生半可 その体温 知っている。 覚えているから。
むなしく なれれば いいのだけれど ひどく 僕は 鈍感だから
甘い 手や 強い 目が
欲しくて …欲しくて。 仕方が無くなる 叶わぬ 人なら なおのこと。
一度きり 触れるのを 許された あの輪郭 沿わせて また
ねむる。
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