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天使
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作詞 はる |
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天使に抱かれる僕
シワだらけのシーツの上
やわらかい肌
爪を立てて抱きついて壊したい
僕だけのものになったなら
宝箱にそっとしまっておくのに
君はまた目を細めて
僕の首筋に舌を這わせる
この空間は暑過ぎて
まどろむ空気は水のようだ
僕に微笑む天使は
また微笑みながら
僕を水中の深く深くへ沈めていく
揺れる髪まで僕を誘っているよう
天使にとっては僕は無数の虫にすぎないのに
不安が押し寄せて止まらない
君の羽を折ってやりたい
蛇口はもう閉まることはない
君を僕だけのものにしたい
宝箱にそっとしまっておきたい
どうすればいい
君は微笑んだまま何も喋らない
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