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有限ループ
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| 作詞 古閑 |
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欠伸をしたある日の昼下がり
赤い風船しぼみ落ちてきた
前も同じ光景見たような
気にしなくていいと言い聞かせた
今日だけ子供に戻ってみるかと
聞かれたらうなずいたしまいそう
それくらいに辛い毎日
早く生まれ変わってしまいたいような
今日を死なずに過ごせた僕に拍手
記念品になんと明日を授与
傷だらけの心臓震えてた
会わせる様に僕も震えていた
空の色を変えた草花だって
海を綺麗にした珊瑚だって
永遠は手には出来ないんだ
どんな姿で産まれてきたって
僕は見くびってばかりだった
寂しさをもてあそんで甘えた
どこかへ気持ちを届けたいな
そして赤い風船夕焼け空に飛ばした
夢を描けるのは子供だけ
夢を表せるのも子供だけ
出られなくなった寂しさの中
温かさを感じた
ほらまた落ちてきた
見知らぬ赤い風船
「今あなたは幸せですか？」って
うなずけるものじゃない
何だかほとんど同じ光景
いつかまだ見ていたような
今回が初めてじゃないような
気がしたような
僕は見下してしかいなかった
虚しさをもてあまして捨ててた
本当は皆と一緒に居たくて
また赤い風船夜空に飛ばした
背伸びをして迎えたある日の明け方
朝陽に重なって赤い風船落ちてきた
僕にそっくりな字で「今あなたは幸せですか？」
前よりも明るくなった空にうなずいた
今日から独りじゃなくなったから
戻れない過去に微笑んだ
やっぱり生き続けられて
とても幸せだったって
もっと濃く もっと太く
「今あなたは幸せですか？」
手放した赤い風船
すぐに遠くなっていた
ずっと見送っていた
あと何回飛ばせるかな
これが最後かもしれないな
だけどあの初めて手にした風船
誰が飛ばしたのかな
見上げれば空が近くなっていた
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