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いくじなし
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作詞 古閑 |
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一つも もはや 何もかも
壊して 崩して 台無しにするんだ
そんな君を必死で避けようとしたから
僕が誰なのか なぜ今悲しむのか
答えの集大成がかき消されるようで
地球は自動操縦 時計は機械仕掛け
自然は養分を取り 兵器は平和を盗り
それじゃ人はどんな物を奪ってきたんだい
そんなこと分からない
それどころか知ったとこで意味が無い
尋ねるのも 聞くのも 結局は人間
影も形も死ぬまで無くならないのに
この世界で最も危険から遠いのに
ふとしたことで近づいてく 許したくない
ねえ 最終的に僕はどこへ行くの
空の上とか地面の下とかあるわけない
素直に頷きたいだけ 理由なんか聞かないで
口に出せないだけ もうどっかいって
憎まれ者が寂しがり屋に囁く
君のせい 君が悪い 暗がりになれよ
せめてお前が悪いと 言ってくれれば
耳元で その近くで 妬むことも無いのに
どうする 相手は本心を見れない
僕のせいにされちゃ僕が映ってしまうから
また 逃げ出した 僕は 君は
勝手に決め付けないで また吸い込まれる
奥には 底には 手を突っ込まないで
そこのところの悲しさと呼びきれない
出来損ないの感情を出さないで
やめてほしいのに
今度は口から声と呼べない音が行き詰って出てこない
手足は動かず 目は上を向けず 脳は止まり
唯一動く心臓すら潰したい
そして
僕はまたボロボロの憎まれ者に会う
傷だらけの君に似ていると囁く
悩んで 苦しんで ここに行き着いたよ
仲間が欲しくて 解放されたくて
涙ぐむ 僕は 君は 世界は 希望は
みんな みんな
気づいて欲しいと叫ぶいくつもの口が
声にならない声を飛ばしたよ
耳と呼べない耳にやっと届いたよ
心の奥深く同士で
いつか背伸びして追い払いにいくよ
誰かと一緒な気持ち持って
世界中の人々 全員分を担いで
もちろん君の分まで だってそれは全て
この感情にならない音の道標
とてつもなくちっぽけな僕らだからこそ
立派な贈り物をもらえたんだよ
確かにそう呼べるものを受け取ったんだよ
未だに僕は外側では
誰かを取り残したまま みんなに追い抜かれて
やり過ごして笑っているんだよ
だから内側では 内側では
一人ちっぽけなままだ
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