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ソーラーパネル
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作詞 古閑 |
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強いままで走り抜けと
君は僕に言っていたけど
そんな業素人には無理だと
両手をついに空っぽにした
歩く途中頭の中で
運んでたものも投げ捨てて
行く方角も足に任せて
一人のまま去っていった結果
暗闇の中うずくまってる
もはやそれしか道は無くて
いつ目を凝らしてみても
何を諦めたかも分からない
仕方なくふらつく足で
しばらく闇の中歩いたら
誰かが投げ捨てた悲しみが
道の真ん中に転がってた
いつか役立つかもしれないと
背中にしっかり結びつけて
また適当に進んでみたけど
この身を隠すふたにしかならず
こんな使い道しか無いなら
いっそ置いていけばよかったと
涙がこぼれる直前に
光の塊が降ってきた
誰かが投げ捨てた優しさが
僕の元へ落ちてきたんだ
その暖かさが懐かしくて
涙ぐみながら抱きしめたよ
僕を励ませるのは
世界中探してみても
結局僕一人だけなんだと
勝手に思い込んでいたけど
顔も分からないような
見知らぬ誰かの思いやりに
励まされてしまったんだから
ようやく真実に気が付いたよ
僕が捨てた期限切れの
気遣いも役に立つかなと
わずかに残った分の光を
まとめて落としたよ
本当に拾われているのか
未だに知らされていないけど
心の中に名前も持たない
暖かさが現われたよ
一度は歩くことを
諦めた僕にも出来たんだから
あなたのその優しさも
誰かの元に届くと信じてる
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