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ユートピアへの錆び付いた鍵
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作詞 那伽 |
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滑らかに流れていく嘘と、零れ落ちていく毒で
僕の視界はモノクロに飲み込まれ
そうして何も見えなくなったんだ
灰色の空が広がる騒がしい朝
憂鬱に起こされる毎日
神の両手が僕の首を、緩やかに締め上げる
*この世界の秩序と矛盾を愛せたらどんなに幸せだろう
神を信じない僕らが
神に祈って、叶わないことを恨んでも
それは神への冒涜だって誰かが言ってた
都合よく神は微笑んだりなどしない
いつも僕らを置き去りにして世界は回っていた
柔らかくも鋭い針が、快楽と痛みとで
僕の肢体を捕え離さずに
そうして全てを奪っていったんだ
心の闇が浮き彫りになる夜
誰にも気付かれずに流れた涙
悪魔の小さな囁きが、僕を夢へと誘う
*この世界と真実と偽りを全て知れたら楽なのだろう
無知な自分を罵っても
意味のない、まったく無駄なことなんだと
知りたければ学べばいいと誰かが言ってた
神に祈ったところで何も変わらない
いつも僕らを置き去りにして世界は回っていた
一生を懸けて見つけ出したひとつの鍵
錆び付いて使い物にならないそれを
全てを懸けて探してたんだと思うと溢れる涙
その雫で固めたそれを 今日も誰かが探してる・・・
*この世界の秩序と矛盾を愛せたらどんなに幸せだろう
神を信じない僕らが
神に祈って、叶わないことを恨んでも
それは神への冒涜だって誰かが言ってた
都合よく神は微笑んだりなどしない
いつも僕らを置き去りにして世界は回っていた
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