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ごめんよ。
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作詞 山田花子 |
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君は、子供らしく、不器用で
涙を耐える。
電話を切る前の声はいつもかすれてる、
でもしってるんだよ、
それは、君の強さ。
僕は、誰よりも卑怯で、君に、何もあげられなくて、
君は、そんな中、我慢してた。
もう3ヶ月ぶりのデート、
君はちょっと拗ねながら笑う。
「私ね、会いたかった 。」真剣に言う君、
僕は笑ってごまかした。ごめんよ、何を言ってただしいのか、
分からない僕だから。君もまたごまかして笑う。
期待させる事も卑怯で、失望させるのも卑怯な僕だ。
答えの無い答え、僕たちは求めているのだろう。
そんな風にもう3年たつ、君は大人になり、僕も老けた。
君は相変わらず不器用に笑う、何も許してくれるように。
でもしってるんだよ、
それは、君の優しさ。
僕は誰よりも臆病で、向き合う勇気が無いんだ。
君は言う、「会いたかった。」
僕はまた笑ってごまかした、
君はいままでに無いような泣き顔を出す。
知らなかったんだ、それが君の最後の決意だった事を。
ごめんよ、何もしてあげられなかった。
また3年たつ、「会いたい。」君への思いは、届かず、僕は春風にそっと寄せた。
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