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君は僕の宝箱
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作詞 山猿 |
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今まで見てきた景色が当たり前のようで
何よりも大切なものだということを
まだわからなかったあの頃の僕
過ぎた時間は短く感じるけれど
その瞬間瞬間に意味があって
今となってはあの頃に戻りたいなとか
そう思ってしまうんです
あの時僕がすごしてた時間はとても長く感じて
今こんな風に感じるのがとても不思議で
いつまでもみんなと一緒にいれると思って
時間は過ぎてくってことから目を背けてた
君と離れることがこんなに怖いなんて
みんなと離れることがこんなにも
いつもいつも笑ってそばにいてくれて
あの時はそれがどんなに幸せかわからなくて
感謝の言葉もいわなかったけど
今胸に込み上げてくる寂しさと感謝の気持ち
誰にどう伝えたらいいでしょうか
自転車こいで通った通学路とか
君のふとした一言一言とか
心に焼き付いて離れないこの思い出
もう一度だけあの頃に戻れたいいのに
永遠じゃないってそんなのわかってた
それでもいまだに心は卒業できてなくて
君の笑い声が聞こえたりすると
ふと振り向いて探してしまうんです
僕の心の中でいつまでも消えることのない君が
どんどん大きくなっていくのはわかってた
でもこれ以上苦しくなるなんてたえられないよ
だから僕はこう思うことにしたんだ
君のことを忘れることなんてできはしないんだ
忘れようって思ったって無理なんだ
そう思った時僕は妙な気持ちになって
とても切ないのに妙に穏やかな気持ちで
心から君への愛情を感じてしまった
いつまでも一緒にいられるなんて
そんなこと思ってないよわかってるって
いつかは君は違う場所にいるんだな
どうってことないって思ってた
でも君を想ってしまった想ってしまったんだよ
そんな気持ちはどうにもできないんだよ
いつのまにかこの足が動き出してた
立ちこぎして自転車とばした
吹き抜ける風がほんと気持ちよくて
気がつくと君の家の前で汗だくになって
ドアの目の前まで行くと足が震えて
気持ちはこんなにも落ち着いてるのに
なんでこんなにも怖いのだろう
結局気持ちを伝えられず
今に至ってしまったけれど
あの時僕が気持ちを伝えてれば
チャイムを鳴らしておけば
なにかひとつでも変わってたのかな
いつもいつもいつも後で後悔
それなのにいつまでも意気地無しで
あまりにも怖がりな僕なんです
みんなではしゃいだ小さな教室
みんなで通ったこの一本道
雨が降ったあとのコンクリートのにおい
当たり前だった日が今ではこんなにも
懐かしく大切に思えるなんて
愛しく想えるなんて
今さらだけどみんな本当にありがとう
今さらだけどみんな本当に大好きだよ
懐かしい香りが心揺らすときもあるけど
君への想いこの胸の宝箱に秘め
頬に大きな真っ直ぐな雫を流しながら
心の宝箱にそっとそっと鍵を閉めた
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