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ロケットと箒星
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作詞 友 |
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フルスピードで弾かれるように
飛び出したロケットは
流れ星まで辿りついた
空の海を泳ぐように
僕の心から あんなに遠くまで
あっという間に辿りついた
箒星が笑うなら
それが旅に出る理由
ゴーグルに手袋
一粒の飴玉
白く延びた尻尾のはじを
掴んで噛み付いて走り抜けた
もう戻ることはできない
動く足は ほら 止められない
勢い任せの一足飛びで
辿りついたロケットは
まだかまだかと待ち焦がれた
決して届かないと知りながら
無駄な事だと知りながら
僕はそれをうらやましがった
優しく優しく
微笑む箒星
僕の心なんて
お構いなし
白く延びた尻尾のはじを
掴んで噛み付いて走り抜けた
空も飛べるような気がした
まだまだ ほら 何も見えない
変わりなんて誰にもできない
譲れない夢を見た
白く延びた尻尾のはじを
掴んで噛み付いて走り抜けた
もう戻ることはできない
進むことを決めたから
空前絶後地球最後の
エネルギーで僕は走るよ
ロケットはもう 待ちくたびれた
箒星が ほら 笑ってる
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