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朽ちたハナ
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作詞 alto |
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僕の頭上はるか上から
一本の白百合が墜ちてきた
萎れてしまっていた白百合
どうしてそんなに疲れ切ったのか?
まるで押し花にでもされたよう
無残に散ってしまった花びら
白の花びらの中に紅が混じる
紅白のコントラスト
脆くも折れてしまった百合の花
どうしてそうなったのかい?
枯れてしまったその花に
問いかけても返事をするわけではなく
ただただ横たわっているだけ
まだきっと咲いていられただろうに
何が、何故に、どうしたのか?
そんなことはもうどうでもよかったんだ
散って枯れたその花を
そっと優しく拾い上げて
そして包み込むようにしてその花を抱いた
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