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平和な日常?
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作詞 小人 |
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ある日の日本史の授業で俺は居眠りをしていた
その日は運がよかったようで先生は俺の安眠を見過ごして授業を進めて行く
だから俺はのんきに夢を見ていた
だけど夢の内容はのんきではなかった
雨降りのどこかの街
俺は瓦礫の山の頂上で両手にバケツをぶらさげ立ち尽くしていた
バケツの中には真っ黒な雨水でいっぱい
俺は怖くて怖くて怖かった
瓦礫の山の頂上から見えるのは瓦礫の山ばかり
酷い景色に目を逸らして空を見上げれば
灰色の空には鉄の塊が飛び回りミサイルをばら撒いていた
慌ててバケツを投げ捨てて俺は逃げ出した
黒い雨とミサイルが降る街でどこに逃げ込めば助かるのだろう?
視界に広がるのは辺り一面の瓦礫の山
どこもかしくもガタガタでボロボロだ
どこかに逃げ込めても瓦礫に埋もれるだけだろう
俺が頑丈だと思ってた平和なんか核ミサイルで一発だ
案外世界なんか三発ぐらいで滅ぶだろう
もう手遅れの死にかけた街で俺はいったいどうすればいいのだろう?
足を止めた俺にミサイルが直撃した
「戦争についてどう思う?」
「俺達の最も愚かな行為です!だから・・・・・・」
寝起きの俺でも即答できる簡単な問題
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