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「まだ大丈夫。」
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作詞 SUTERA |
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南校舎。職員室を右に
目の前の階段を一気に
駆け上るの―。
愛しい貴女の笑顔が待つ
屋上まで、ひとっ飛び。
息切れして上がる肩も
今の私には関係ないよ。
笑って。笑って。笑って。
『おつかれ。』
って私の顔みて微笑んで。
ただこの時、この時だけが
私を元気付けてくれるから。
二番目でもかまわないよ。
必要としてくれるなら。
一番になれなくてもいいよ。
―好きだから。
切ない。苦しい。痛い。悔しい。
そんな言葉捨ててきたから。
大丈夫。嫌わないで。
「まだ大丈夫。」
自分のなかの呪文を唱える。
二番目でもかまわないよ。
必要としてくれるなら。
一番になれなくてもいいよ。
―実らない私の片思い。
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