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ロミオとジュリエット
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作詞 重 |
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君が悟ったようなフリをして飲み込む
その薬がなんだか知ってるかい?
限りある眠りが欲しいなら
死にたがりの講釈に少し付き合って
そっと枕を貸してあげようか
自分から傷を付けた手首に
わざとらしい輝きを放つジュエリー
誰かの奇麗事の賞賛がまた
君を僕から遠いところへ連れていくんだ
予定の狂ったパーティー
慟哭の針が時を刻む
階段を踏み外した シンデレラのように
君がこれで終わりだと云って微笑む
短剣をその手に握らせたのは誰?
限りない眠りがほしいなら
傍らでいつまでも嘘を吐き続けて
君だけの道化師(ピエロ)になってみせよう
塔の上垂らされた蜘蛛の糸
赤い果実はとぐろを巻いた欲望
誰かの狂ったステップ踏んで
君は何度でも扉を開けてしまうんだ
追い詰められた鏡の前
真実を隠したキスで
愛してると囁く 御伽噺のように
嗚呼
君が悟ったようなフリをして飲み込む
この涙がどうしてか教えてくれないか?
夜が明けるまでは長いから
死にたがりの物語に幕を閉じて
そっと隣で待っていてあげるよ
限りある眠りから覚める時
この運命からもきっと解き放たれて
君だけの騎士(ナイト)になってみせよう
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