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ひつじぐも
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作詞 重 |
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例えば 何万キロ飛んでったら
君のもとへ辿りつくんだろう
「例えば 僕の胸がドキドキで
壊れちゃったら 直しに来てね」
なんてさ
黒板に書いた相合傘を消した
後ろ姿に そっとフレーム切り取った
オレンジ色の心を青い雨が包んでく
季節外れの雨が今
二人の記憶を溶かしてく
初めから 出会わなければ
良かったのかな ねえ ひつじぐも
例えば 君の声が聞こえたら
ちょっとずるしたって一番に会いに行くよ
優しい嘘だと分かってても
小さな傷と 悲しい顔は隠せない
恥ずかしがり屋の夕日がぽろり涙こぼした
季節が過ぎまた巡り
時間がすべてを忘れ去っても
てのひらに 刺さる欠片抱いて
忘れられないよ ねえ ひつじぐも
帰ろうって言ったとき笑う君の顔が見たくて
教室で見た君の涙を 秘密にした
季節外れの雨が今
二人の記憶を溶かしてく
初めから 出会わなければ
こんなに苦しくなかったのに
手を伸ばして届かないから
オレンジの空に叫ぶんだ
あの日から 振り続けた雨が今
遠くなっていくよ ねえ ひつじぐも
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