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朧
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作詞 麻緒 |
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雨が、続いていますね。君は、お元気ですか?
僕は、そう…毎日、毎日自分だけを見つめて居ます。
移り行く日々や妄想や、犠牲になっていく人を通して
染まってしまわないようにと足掻いていたつもりだったのに、
気付けば何よりも誰よりも真ん中で笑っていました。
確信的な僕を横目に革新的な日々を生きるものを羨み
全ては自分の満たない生き様のせいだと思っていた
何かを始めるのも生きていくのも
この脚に頼らなければならない
何時かは無くなってしまいそうな
既に浅い鎖を引きずり
揺れ動くのは君か死か、
僕を待っていておくれ。
今此処に生きた痕を
意味を刻みつけよう
いつか、この花が咲いて光を抱けるのなら
僕は、ただ生み出すもので終わっても後悔はないが
蕾のままで摘まれるより君に少しでも触れて欲しくて、
醜い幼虫を脱ぎ捨て似たものへと進化を遂げる
濁った空を見かけよりも少し美しく見たいが為に。
揺れ動くのは君か詞か、
僕を導いておくれ。
前を向く理由を価値を
今に見つけるまで
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