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だれにもいえないこと
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作詞 lily |
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「ね あいつに言えないことしようか」
まるで悪戯ごころを形にしたような声だった
昼でも 夕方でもない けだるい空気
屋上で繋いだ手だけが あなたがそこにいる証
くしゃくしゃの猫っ毛 あめ色に光ってた
ずっとそれに触れてみたかった
ずっとこうして触ってほしかった
なんて気づいたのはたった今
「どうしてあたしなの?」
ぎゅうぎゅうに押し込めて、やっと出した声だった
恋人でも 親しい友人でもない すれ違う日々
そっと触れた唇だけが あたしが罪を起こしたという証拠
誰にも言わなければいい そう心に決めた
「かれしにはいうなよ」
降り注ぐキス
「うん」
知り合うはずじゃなかった
こんな風に想いあうはずなかった
屋上で繋いだ手だけが あなたが今ここにいる証
「ずっとこうしたかった」
どうして今頃になっていうのだろう どうしてもっと早く・・
そっと触れた罪同士だけが あたしの本当のきもち
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