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名も無き唄
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作詞 游希 |
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朝の光の中
陰生まれる
人々は空を見上げ
水平線を見つめる
1人がそっと祈り始めた
天を仰ぐわけでもなく
ただそっと手を丸めて
そうして平和を祈るように
命が無駄に消えぬように
誰よりも無垢な人間が
世界の果てを見つめていた
そしてまた消えてゆくのですか?
祈りは届かぬものですか?
神を信じて祈る人間に
神は何を授けるのですか
時計の針が重なる瞬間まで
祈り続けよと
そう伝えているのですか
祈りを届ける場所
幼い人間の墓場
鉄の鎧纏い地を統べる
一声上げて地を爆ぜる
水平線から漏れ出した
朱色の光さえ見間違える程に
遠くの少年は机の上に
一粒の涙落とし祈る
届かぬこと分かっていながら
それでもすがる術探した
最期は貴方が決めるのですか?
この叫びは届いていますか?
姿の見えぬものにすがる人間を
嘲笑うことそれが意義なのですか
汚した人間と無垢な人間が
同じ立場にあるという
この痛みこそ祈りだと
そう伝えているのですか
大地が光に包まれる
祈りの果ては陰になり
そしてまた地が唸る
水平線から昇る朝日さえ
見えぬ地に
この祈り届きますか
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